チワワの自宅シャンプーのやり方|頻度・目耳ケア・嫌がる子のコツを現役トリマーが解説

東京都世田谷区駒沢公園のトリミングサロンdog salon freesia

「チワワを自宅でシャンプーしたいけれど、体が小さくて洗いにくい」
「目や耳に水やシャンプーが入りそうで怖い」
「ドライヤーを嫌がって震えてしまう」

そんな悩みを持つ飼い主さんは、とても多いです。

チワワは体が小さく、目とマズル、つまり鼻先との距離が近い犬種です。そのため、顔まわりを洗うときに目へ水やシャンプーが入りやすく、耳も薄くデリケートです。

さらに、音や水を怖がる子も多く、無理にシャンプーを続けると「シャンプー=怖いこと」と覚えてしまうことがあります。

この記事では、現役トリマーが、チワワの自宅シャンプーをできるだけ負担少なく進めるための方法を解説します。

お湯の温度、目・耳まわりの洗い方、スムースチワワとロングコートチワワの乾かし方の違い、嫌がる子への対処、シャンプー頻度、サロンやトリミング教室に頼る判断基準まで紹介します。

読み終えるころには、自宅でできること・無理をしない方がいいことが見えてくるかと思います。

目次

この記事の結論

チワワの自宅シャンプーは可能です。
ただし、体が小さくデリケートな犬種なので、次のポイントを必ず意識してください。

  • お湯は36〜38℃前後を目安に、人が触って「少しぬるい」と感じる温度にする
  • 目・耳に水やシャンプーを入れないよう、顔まわりは特に慎重に洗う
  • シャンプー前に軽くブラッシングして、抜け毛や絡まりを取っておく
  • スムースチワワとロングコートチワワでは、乾かし方と使うブラシを変える
  • 怖がる子・震える子に無理をさせない
  • シャンプー頻度は基本的に月1回が目安
  • 皮膚トラブルがある子は、先に動物病院へ相談する
  • 自宅で難しい場合は、サロンやトリミング教室を頼るのも大切な選択肢

特に大切なのは、完璧にやろうとして無理をさせないことです。

チワワは一度怖い思いをすると、次回以降さらに嫌がってしまうことがあります。できる範囲でやってあげて、難しい部分はプロに任せるくらいの気持ちで進めましょう。

チワワを自宅でシャンプーする前の安全チェック

シャンプーを始める前に、まずは愛犬の体調と環境を確認しましょう。

チワワは体が小さいため、少しの温度変化や長時間の作業でも負担になりやすい犬種です。シャンプーの技術よりも、まずは「安全にできる状態か」を見ることが大切です。

シャンプーを避けた方がいい日

次のような日は、自宅シャンプーを無理に行わないでください。

  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 咳をしている
  • 呼吸がいつもと違う
  • 下痢や嘔吐がある
  • 皮膚に強い赤みや湿疹がある
  • 耳をしきりに気にしている
  • 目をしょぼしょぼさせている
  • 震えが強い
  • シニア犬で体力に不安がある

「少し汚れているから洗いたい」と思っても、体調が悪い日にシャンプーをすると、犬にとって大きな負担になることがあります。

迷うときは、無理をせず別日にしましょう。

子犬のチワワはいつからシャンプーできる?

子犬のチワワは、ワクチン接種後、体調が安定してからシャンプーするのが安心です。

ただし、子犬は成犬よりも体温調整が苦手で、疲れやすいです。初めてのシャンプーは短時間で終わらせ、嫌がる場合は無理をしないようにしてください。

不安がある場合は、事前にかかりつけの動物病院やトリミングサロンに相談しましょう。

滑り止め対策をする

チワワは足が細く、体も小さいため、浴室や洗面台で滑ると怪我につながることがあります。

シャンプーする場所には、滑り止めマットやタオルを敷いて、足元が安定するようにしてあげましょう。

また、洗面台やテーブルなど高い場所で行う場合は、絶対に目を離さないでください。チワワは低いところからの飛び降りでも、骨折のリスクがあります。

自宅で慣れていない場合は、無理に高い場所で作業せず、低くて安定した場所で行う方が安全です。

チワワの自宅シャンプーに必要なもの

チワワの自宅シャンプーでは、特別な道具をたくさん揃える必要はありません。

ただし、体が小さいぶん、道具のサイズが合っていないと扱いにくくなります。大きすぎるブラシや強すぎるドライヤーは、かえって負担になることがあります。

最低限そろえたいもの

道具用途ポイント
犬用シャンプー体を洗う人用ではなく犬用を使う
バスタオルタオルドライチワワなら1枚で十分なことが多い
小さめのスリッカーブラシロングコートの乾かし体のサイズに合う小さいものを選ぶ
ラバーブラシスムースチワワのケア皮膚を傷つけにくい
ドライヤー乾燥弱風・温風を基本にする
滑り止めマット転倒防止浴室や洗面台に敷く
小さくちぎったおやつ嫌がる子の気を逸らすごほうびとして使う

シャンプー剤は、その子の皮膚に合うものを選ぶことが大切です。

皮膚が赤くなりやすい、フケが出やすい、痒がることが多い子は、自己判断でシャンプー剤を変え続けるよりも、先に動物病院で相談する方が安心です。

トリミングテーブルは必要?

自宅で必ずトリミングテーブルを用意しなければいけないわけではありませんが、トリミングテーブルがあることで、行動が制限されるのでブローがしやすくなります。

ただし、テーブルで乾かす場合は、アームやリードで飛び降りを防止できる環境があることは必須です。

また、アームにつないでいるからといって目を離していいわけではありません。つないだまま飛び降りようとする子も中にはいるので、かえって事故につながることがあります。

チワワをトリミングテーブルなど高い場所に乗せている間は、必ず人がそばについてください。

慣れていない場合は、無理に高い場所を使わず、低くて安全な場所で行いましょう。

ブロワーは家庭では無理に使わなくていい

トリミングサロンでは、強い風で水分を飛ばすブロワーを使うことがあります。

ただ、チワワは音を怖がる子が多い犬種です。家庭では、サロンのように早く終わらせることよりも、怖がらせずに進めることを優先した方がよい場合があります。

ブロワーの音や風を怖がる場合は、無理に使わず、人用のハンドドライヤーを弱風・温風で使いましょう。

チワワの自宅シャンプーの流れ

まずは全体の流れを確認しておきましょう。

チワワの自宅シャンプーは、次の順番で進めると分かりやすいです。

  1. シャンプー前に体調チェックをする
  2. ブラッシングで抜け毛や絡まりを取る
  3. お湯の温度を36〜38℃前後に調整する
  4. 足元や体から少しずつ濡らす
  5. 顔まわりは目・耳に注意しながら慎重に濡らす
  6. シャンプーを泡立てて、皮膚までやさしく洗う
  7. すすぎ残しがないようにしっかり流す
  8. タオルで水気を取る
  9. スムース・ロングに合わせて乾かす
  10. 乾き残しを確認し、必要に応じて保湿する

大切なのは、最初から最後まで一気に終わらせようとしないことです。

怖がる子の場合は、途中で休憩を入れても構いません。愛犬の様子を見ながら、無理のない範囲で進めてください。

① シャンプー前にブラッシングする

シャンプー前には、軽くブラッシングして抜け毛や絡まりを取っておきましょう。

特にロングコートチワワは、耳の後ろ、胸、お尻まわり、しっぽの飾り毛に毛が絡むことがあります。絡まったまま濡らすと、乾かしにくくなったり、毛玉が締まって取れにくくなったりします。

スムースチワワの場合も、ラバーブラシなどで抜け毛を取っておくと、シャンプー後の仕上がりがよくなります。

ただし、嫌がるほど強くブラッシングする必要はありません。シャンプー前のブラッシングは、あくまで軽く整える程度で大丈夫です。

② お湯の温度は36〜38℃前後にする

チワワのシャンプーで大切なのが、お湯の温度です。

目安は36〜38℃前後
人が触って「少しぬるいかな」と感じるくらいが安心です。

人にとってちょうどよい温度でも、チワワには熱く感じることがあります。熱いお湯は皮膚への負担になるだけでなく、シャンプー嫌いの原因にもなります。

特にチワワは体が小さいため、温度の影響を受けやすいです。

迷ったら、少しぬるめにしてください。

シャワーの勢いは弱めにする

シャワーの勢いが強すぎると、びっくりしてしまいます。

最初は弱めの水圧で、足元やお尻側から少しずつ濡らしていきましょう。いきなり顔や背中にシャワーをかけると、驚いて暴れたり、怖がったりすることがあります。

シャワーヘッドは体に密着するくらいに使うと、音や水の跳ね返りが少なく音も抑えられるようになるのでオススメです。

③ 足元・体から少しずつ濡らす

シャワーで濡らすときは、いきなり顔からではなく、足元や体から始めます。

おすすめの順番は次の通りです。

  1. お尻
  2. 背中
  3. お腹
  4. 首まわり
  5. 顔まわり

顔まわりは最後に、慎重に行います。

チワワは目とマズルが近いので、顔にシャワーを直接強く当てるのは避けましょう。目や耳に水が入りやすく、怖がる原因にもなります。

④ シャンプーはよく泡立ててから使う

シャンプー剤は、原液をそのまま体にベタッとつけるよりも、あらかじめ泡立ててから使う方が洗いやすいです。

泡で包むように洗うと、皮膚への摩擦を減らしながら汚れを落としやすくなります。

洗うときは、毛の表面だけでなく、皮膚までやさしく洗うことを意識してください。

ただし、ゴシゴシこする必要はありません。
チワワの皮膚はデリケートなので、指の腹を使ってやさしく洗いましょう。

⑤ 目・耳まわりは特に慎重に洗う

チワワの自宅シャンプーで一番不安に感じる方が多いのが、目と耳まわりです。

チワワは目が大きく、マズルが短めの子も多いため、シャンプーや水が目に入りやすいです。耳も薄くデリケートなので、水が入らないよう注意が必要です。

体は皮膚までしっかり洗い、シャンプー剤が残らないように、もうひと手間すすぐくらいの気持ちでしっかり流します。すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になります。

顔まわりを洗うときのポイント

顔にシャワーを当てると、水圧や音にびっくりして嫌がる子が少なくありません。

そこで、カランから出したお湯をスポンジに含ませて、そのスポンジで顔をやさしく濡らしてあげると、水圧も音もないので嫌がらずに洗える子が多いです。

目の近くは、泡が流れ込まないように注意しながら洗います。シャンプーの泡が目に入った時にしっかりと流さないと、後で目をしょぼしょぼさせたりすることがあって、そこから目が開かないということもあったりするので、必ず目は最後にしっかりと流すようにすることが大切です。

トリミングサロンでも目のシャンプー残しで目のトラブルにならないようにしっかりと流すようにしています。

シャンプーの濃度が濃いと目のシャンプー残しに繋がりやすいので、顔のシャンプーは通常よりも薄めで作ってあげる方がいいかもしれません。

汚れが気になる場合でも、まずはできる範囲でやさしく行いましょう。

耳に水が入らないようにするには

耳は、耳の穴に向かって直接シャワーをかけないようにします。

耳の外側や飾り毛を洗うときは、耳を軽く押さえながら、水が内側に流れ込まないようにしましょう。

耳の中まで自宅で無理に洗う必要はありません。
耳の汚れやにおいが気になる場合は、トリミングサロンや動物病院で相談するのが安心です。

耳にシャンプーが入ってしまった場合は、逆に耳の中のトラブルにつながりやすいので、手から水を入れてあげて耳の中にシャンプーが残らないようにしっかりと流してあげることが大切です。

耳の中にお湯が入ったとしても、犬はプルプルして自分で耳の水を外に出すようにするので、それほど心配はありません。

もし耳の中にお湯が入った場合、お風呂から上がってブローが終わってから、耳の乾拭きをしてあげて残った水分も拭き取ってあげましょう。

目にシャンプーが入りそうで怖い場合

目にシャンプーが入りそうで怖い場合は、顔全体を無理に洗おうとしなくても大丈夫です。

まずは体を中心に洗い、顔まわりは濡らしたタオルでやさしく拭く程度にしても構いません。

自宅ケアで大切なのは、完璧に洗うことではなく、愛犬に怖い思いをさせずに清潔を保つことです。

⑥ すすぎ残しがないようにしっかり流す

シャンプー後は、すすぎがとても大切です。

シャンプー剤が皮膚に残ると、赤み・痒み・フケなどの皮膚トラブルにつながることがあります。

特に残りやすい場所は次の通りです。

  • 内股
  • お腹
  • 首まわり
  • お尻まわり
  • 足先
  • 耳の飾り毛

「もう流せたかな」と思ってから、もうひと流しするくらいの気持ちで丁寧にすすぎましょう。

ロングコートチワワは飾り毛に泡が残りやすいので、胸・耳・しっぽ・お尻まわりを特に確認してください。

人間の体をすすぐ感覚で流し終わってしまうと流し足りないということは発生しやすいので、チワワであっても流しには数分の時間をかけて丁寧にシャンプー残しが起こらないようにしっかりと洗い流します。

⑦ タオルドライでしっかり水気を取る

シャンプー後は、まずタオルでしっかり水気を取ります。

この工程を丁寧に行うと、ドライヤーの時間を短くできます。チワワにとって、ドライヤーの音や風は負担になることがあるため、タオルドライでできるだけ水分を取っておくことが大切です。

体をゴシゴシこするのではなく、タオルで包み込んで、押さえるように水分を吸い取ります。

チワワは小さいので、バスタオル1枚で十分なことが多いです。スムースチワワなら、ハンドタオルでも対応できる場合があります。

ただし、毛の根元に水分が残っていると乾きにくいので、タオルがびしょびしょになるうちは、まだ水分が多いと考えてください。

このタオルどらいで半分くらい乾かすという意識で水分を拭き取ってあげると、ドライヤーでのブローも時短に繋がります。

⑧ スムースとロングで乾かし方を変える

チワワには、スムースコートとロングコートがいます。

シャンプーの流れは大きく変わりませんが、お家での乾かし方と使うブラシを変えるのがオススメです。

種類使うブラシ乾かし方注意点
スムースチワワラバーブラシ抜け毛を取りながら、皮膚をこすりすぎないように乾かすスリッカーを強く当てない
ロングコートチワワ小さめのスリッカーブラシ毛並みに沿って、根元からやさしく乾かす耳・胸・お尻の飾り毛を丁寧に乾かす

スムースチワワの乾かし方

スムースチワワは毛が短いので、比較的乾かしやすいです。

ただし、毛が短いぶん、ブラシの刺激が皮膚に伝わりやすいです。スリッカーを強く当てると、皮膚を傷つけてしまうことがあります。

スムースの子には、ラバーブラシを使うと安心です。抜け毛を取りながら、皮膚に負担をかけすぎずに乾かせます。

ドライヤーは弱風・温風を基本にし、同じ場所に風を当て続けないようにしましょう。

ロングコートチワワの乾かし方

ロングコートチワワは、耳・胸・お尻・しっぽなどに飾り毛があります。

乾かすときは、小さめのスリッカーブラシを使い、毛並みに沿ってやさしく乾かします。

飾り毛の部分は少し乾かすのが大変なので、強風の温風ドライヤーで乾かしてもいいですが、嫌がる場合は無理せず弱風の温風に切り替えて乾かしてあげてください。

また、スリッカーは力で使うものではありません。
毛を引っ張るのではなく、温風の通り道を作ってあげるイメージで使います。

特に耳の飾り毛は薄く、皮膚もデリケートです。強く引っ張ったり、ブラシを強く当てたりしないようにしましょう。

スリッカーは先が尖っていてるので使い方によってはスリッカー負けをして皮膚が傷ついてしまう怪我につながることがあります。シンプルに優しく丁寧にブローをしてあげてください。

⑨ 顔・目・マズルまわりの乾かし方

チワワの乾かしで特に気をつけたいのが、顔まわりです。

目とマズルが近いため、スリッカーやドライヤーの風が目に当たりやすくなります。無理にブラシで乾かそうとすると、目を傷つけるリスクがあります。

顔まわりは、まずタオルでできるだけ水気を取ります。

その後、ティッシュや柔らかいタオルを使いながら、温風を直接目に当てないようにして、やさしく乾かします。

マズルまわりは特に慎重に行ってください。
嫌がる場合は、無理に続けなくて大丈夫です。

乾かし残しも皮膚にはあまり良くないですが、それ以上に無理して乾かす方がトラウマにつながってしまうので避けた方がいいです。

極端な話、すごく嫌がる顔や耳などは自然乾燥でも許容をしてあげる方が、お互いご自宅でのシャンプー時間のストレスが減ると思います。

温風を直接当てない方がいい場所

次の場所には、高温の温風を直接当てないようにしましょう。

  • 鼻先
  • 耳の内側
  • 肛門まわり
  • 陰部
  • 皮膚が赤い場所

同じ場所に温風を当て続けると、熱さで嫌がったり、皮膚に負担がかかったりします。

ドライヤーは体から少し離し、手で温度を確認しながら使いましょう。

⑩ 乾かし終わりの確認と保湿

乾かし終わったら、毛の表面だけでなく、根元まで乾いているか確認します。

特に乾き残しが出やすいのは、次の場所です。

  • 内股
  • お腹
  • 耳の後ろ
  • お尻まわり
  • しっぽの付け根
  • 足先

毛の表面が乾いていても、根元が湿っていることがあります。湿り気が残ると、皮膚トラブルやにおいの原因になることがあります。

最後に、必要に応じて犬用の保湿ケアをしてあげましょう。

チワワは皮膚がデリケートな子も多いため、シャンプー後の保湿はとても大切です。

DOG SALON FREESIAでは、全コースに保湿ケアを含めており、シャンプー後の皮膚ケアまで大切にしています。

シャンプー中・ブロー中に見るべき体調サイン

チワワのシャンプー中は、作業だけに集中せず、愛犬の様子をこまめに確認してください。

特に見てほしいのが、舌や歯茎の色です。

普段の健康なときの舌や歯茎は、きれいなピンク色をしていることが多いです。普段の色を知っておくと、異変に気づきやすくなります。

すぐに中断した方がいいサイン

次のような様子がある場合は、シャンプーやブローを中断してください。

  • 舌や歯茎が青紫っぽい
  • 舌や歯茎が白っぽい
  • 呼吸が苦しそう
  • ぐったりしている
  • 立っていられない
  • 震えが強い
  • いつもと明らかに様子が違う

舌や歯茎の色がいつもと違う場合、体に負担がかかっているサインの可能性があります。

すぐに作業を止めて休ませ、様子がおかしい場合は動物病院に相談してください。

チワワがシャンプーを嫌がる・震えるときの対処法

チワワは、シャンプーやドライヤーを怖がって震える子が多い犬種です。

寒いから震えるという子もいますが、大抵の場合怖がって震えているケースが多いです。

怖がっている子を無理に押さえつけて続けると、次回からさらに嫌がるようになったりトラウマになったりするので、できる範囲で進めてあげることを一番に考えてあげてください。

嫌がる子へのコツ

  • いきなり全身を濡らさない
  • シャワーの音を小さくする
  • 水圧を弱める
  • 顔まわりは最後にする
  • 小さくちぎったおやつを使う
  • できたらすぐ褒める
  • 短時間で終わらせる
  • 無理そうなら途中でやめる

「今日は足だけ洗えた」
「今日は体だけ洗えた」
「今日はドライヤーを少しだけ当てられた」

最初はそれでも大丈夫です。

無理に完璧を目指すよりも、少しずつ慣らしていく方が、結果的にシャンプー嫌いを防ぎやすくなります。

その子にとって嫌なことをしている最中はおやつをあげて、ストレスを和らげて、逆にその時間がおやつタイムで嬉しい時間となる方向になれれば一番理想的です。

もちろん、すべての子がおやつを食べてくれるわけではありませんが、おやつが食べれる子はおやつタイムにしてあげるのはオススメです。

「はぁはぁ」は暑さだけが原因ではない

シャンプー中やドライヤー中に、チワワが舌を出して「はぁはぁ」することがあります。

これは暑さだけでなく、緊張や興奮でも起こります。

震えながらはぁはぁしている場合は、怖がっている可能性もあります。

室温は、人が快適に過ごせるくらいを目安にしてください。暑すぎる部屋でドライヤーを使うと負担になりますが、寒すぎる環境もよくありません。

「はぁはぁしている=必ず暑い」と決めつけず、表情・呼吸・舌の色・体の力の入り方を合わせて見てあげましょう。

耳に水が入ったかもしれないときは?

シャンプー後に、チワワが頭を何度も振ったり、耳を気にしたりする場合、「耳に水が入ったかも」と心配になることがあります。

正常な皮膚の耳の場合であれば、綿棒で水気を軽く拭き取ってあげれば問題ありません。

奥まで綿棒が入ったとしても、犬の鼓膜はL字になっているので鼓膜まで届くことはあまりないので、綿棒で軽く水気を取ってあげるようにしましょう。

無理に奥まで入れるのではなく、入る部分で問題ありません。完璧に拭くというよりは、こちらも自然に乾燥する部分なので耳の汚れチェックのような形程度で問題はありません。

トリミングサロンでも綿棒を使ったり、カンシと呼ばれる道具でコットンを巻きつけてブロー後に耳の乾拭きをするのが一般的です。

次のような様子がある場合は、動物病院に相談してください。

  • 頭を何度も振る
  • 耳をしきりに掻く
  • 耳が赤い
  • 耳からにおいがする
  • 耳だれがある
  • 触ると痛がる

耳のトラブルがある子は、自宅で無理にケアしようとせず、先に獣医師に診てもらう方が安心です。

耳掃除をする理由は、シャンプーで入った水や汚れなどを拭き取ることが大きな理由ですが、日常で耳の中のチェックをするという機会はそれほど多くないので、シャンプーのタイミングで綿棒で耳の乾拭きをしてあげてください。

耳拭きの際に汚れが多かったり、赤くなっていたりする場合は何かしらの耳トラブルになっている可能性が高いです。動物病院で診てもらうようにしましょう。

普段から耳をチェックすることで、正常な状態がわかるので、何かしらの異常事態にも気が付きやすくなります。

チワワのシャンプー頻度はどのくらい?

チワワのシャンプー頻度は、基本的に月1回が目安です。

皮膚が正常な子であれば、2週間に1回程度でも問題ない場合があります。ただし、洗いすぎると皮脂を取りすぎてしまい、乾燥や痒みにつながることがあります。

シャンプー後には必ず保湿をしてあげましょう。

シニア期のチワワは、体力に合わせて短時間で終わらせるなど、進め方を変えてあげることが大切です。

シニア犬のトリミングを何歳まで続けられるか、他店で断られたときの相談先については、シニア犬・老犬のトリミングは何歳まで?世田谷区で断られた時の相談先と注意点で解説しています。

皮膚トラブルがある子は獣医師に相談

皮膚に赤みがある、痒がる、フケが多い、においが強いなどの症状がある場合は、自己判断でシャンプー回数を増やす前に、動物病院に相談してください。

痒がる原因はさまざまです。

  • シャンプー剤が合っていない
  • すすぎ残しがある
  • 乾かし残しがある
  • ノミやダニ
  • アレルギー
  • 皮膚病
  • 耳や目のトラブル

原因によって、適切なケアは変わります。

「洗えばよくなる」と思って頻繁に洗いすぎると、かえって悪化することもあります。

チワワのカットは必要?

チワワは、もともと全身カットを前提とした犬種ではありません。

ロングコートチワワの場合、お尻まわり・お腹・胸・しっぽ・耳などの飾り毛が伸びて、部分的に整えることはあります。

ただし、全身を短く刈り込むようなカットは、基本的に必要ありません。

カットには毛が生えにくくなるリスクもある

チワワに限らず、犬種や毛質によっては、バリカンやハサミを入れたあとに毛が生えにくくなったり、まばらに生えたりすることがあります。

1回のカットでそうなる子もいれば、若い頃は問題なかったのに、シニア期に入ってから生えにくくなる子もいます。

もちろん、問題なく生えてくる子もいます。
ただ、「カットしても必ず元通りきれいに生える」とは限りません。

そのため、チワワの全身カットはあまりおすすめしていません。

飾り毛の処理が必要な場合も、自宅で無理に切るのではなく、リスクを理解したうえでサロンに相談すると安心です。

スムースチワワは基本的にカット不要です。シャンプーと日常ケアが中心になります。

スムースチワワとロングコートチワワの違い

チワワのシャンプーでは、スムースとロングで気をつけるポイントが少し違います。

スムースチワワ

スムースチワワは毛が短いため、乾かしやすいです。

ただし、皮膚にブラシの刺激が伝わりやすいので、強くこすらないようにしましょう。

抜け毛が気になる場合は、ラバーブラシを使ってやさしくケアします。

ロングコートチワワ

ロングコートチワワは、耳・胸・お尻・しっぽなどの飾り毛があります。

飾り毛は乾き残しが出やすく、絡まりやすい部分でもあります。

シャンプー前に軽くブラッシングし、乾かすときは小さめのスリッカーで毛並みに沿って整えながら乾かしましょう。

耳の飾り毛や胸の毛は、強く引っ張らないように注意してください。

自宅シャンプーが難しいと感じるのは自然なこと

ここまで読んで、「思ったより大変そう」と感じた方もいるかもしれません。

それは自然なことです。

チワワは体が小さいぶん、洗う・すすぐ・乾かすのすべての作業が細かくなります。目や耳にも注意が必要で、嫌がる子の場合はさらに難しくなります。

プロがチワワの爪切り・足裏・耳掃除・肛門腺絞り・シャンプー・ブロー・足まわりの整えまで行っても、60分ほどかかることがあります。

自宅でシャンプーとブローだけをする場合でも、同じくらい時間がかかることは珍しくありません。

「自宅でやるのが大変」と感じるのは、飼い主さんが下手だからではありません。
チワワのシャンプーは、それだけ繊細な作業です。

サロンに任せた方がいいケース

次のような場合は、無理に自宅で続けず、トリミングサロンに任せることも考えてください。

  • 目まわりを洗うのが怖い
  • 耳に水が入りそうで不安
  • ドライヤーを強く嫌がる
  • 震えが止まらない
  • 爪切りや肛門腺絞りも一緒にお願いしたい
  • 皮膚や耳の状態を見ながら洗ってほしい
  • シニア犬で体力が心配
  • 自宅では時間がかかりすぎる
  • 愛犬がシャンプーをどんどん嫌がるようになっている

サロンによって、わんちゃんへの対応はさまざまです。

チワワのように怖がりな子、小さな子は、流れ作業ではなく、その子のペースに合わせてくれるサロンを選ぶことが大切です。

東京・世田谷区駒沢のDOG SALON FREESIAでは、トリマー1人につき1日3頭までの少数制で、あえて時間に余裕を持って施術しています。

チワワのような怖がりな子・小さな子も、急かさず、その子のペースに合わせて進めます。

全コースに保湿ケアが含まれているため、シャンプー後の皮膚ケアまでお任せいただけます。

トリミング後には、かわいいお写真も撮影しています。

東京・世田谷区のトリミングサロン|DOG SALON FREESIAのご案内

自分でできるようになりたい方にはトリミング教室もおすすめ

「できればこれからも自宅で洗ってあげたい」
「でも、目まわりや耳まわりが怖い」
「動画を見ても、自分の子に合ったやり方が分からない」

そんな方には、トリミング教室という選択肢もあります。

YouTubeやSNSの動画は参考になりますが、犬は一頭ずつ性格も毛質も違います。

同じチワワでも、

  • 水が平気な子
  • 顔まわりだけ嫌がる子
  • ドライヤーの音が苦手な子
  • 足先を触られるのが嫌な子
  • じっとしているのが苦手な子
  • スムースで皮膚が敏感な子
  • ロングで飾り毛が絡みやすい子

など、必要な対応は変わります。

だからこそ、愛犬と一緒に直接学ぶことには意味があります。

DOG SALON FREESIAのトリミング教室では、現役トリマーが、愛犬の性格や毛質に合わせてケア方法をお伝えしています。

いきなりシャンプーから始めるのではなく、爪切り・ブラッシング・耳掃除などの日常ケアから慣れていくと、シャンプーもスムーズになりやすいです。

チワワのように小さくて扱い方にコツがいる子こそ、その子に合わせた方法を学ぶのがおすすめです。

トリミング教室のご案内

よくある質問

チワワのシャンプーはどのくらいの頻度がいいですか?

基本は月1回が目安です。皮膚が正常な子であれば、2週間に1回程度でも問題ない場合があります。ただし、洗いすぎは皮脂を取りすぎてしまうことがあるため、まずは月1回をベースに考えましょう。シャンプー後は保湿も大切です。皮膚トラブルがある子は、必ず獣医師に頻度やシャンプー剤を確認してください。

チワワのお湯の温度は何度くらいがいいですか?

目安は36〜38℃前後です。人が触って「少しぬるい」と感じるくらいが安心です。チワワは体が小さく、熱いお湯が負担になりやすいため、迷ったら少しぬるめにしてください。

目や耳に水が入らないか心配です。どう洗えばいいですか?

顔まわりは、シャワーを直接強く当てず、手にお湯を取って少しずつ濡らすと安心です。目に泡や水が流れ込まないように注意し、耳の穴に向かって直接シャワーをかけないようにしましょう。顔まわりを洗うのが怖い場合は、無理に全体を洗おうとせず、濡らしたタオルでやさしく拭く程度でも構いません。

チワワがシャンプーを嫌がって震えます。どうしたらいいですか?

無理に押さえつけて続けるのはおすすめしません。シャワーの音を小さくする、水圧を弱める、顔まわりは最後にする、小さくちぎったおやつを使うなど、その子が怖がりにくい方法で進めましょう。震えが強い場合や、呼吸が苦しそうな場合は中断してください。無理を続けると、シャンプー嫌いが悪化することがあります。

スムースチワワとロングコートチワワでシャンプー方法は違いますか?

シャンプーの基本的な流れは大きく変わりません。ただし、乾かし方と使うブラシが違います。スムースチワワはラバーブラシを使い、皮膚をこすりすぎないように乾かします。ロングコートチワワは小さめのスリッカーを使い、耳・胸・お尻・しっぽの飾り毛を毛並みに沿って乾かしましょう。

シャンプー前にブラッシングは必要ですか?

はい。シャンプー前に軽くブラッシングしておくと、抜け毛や絡まりが取れて、洗いやすく乾かしやすくなります。特にロングコートチワワは、耳の後ろ・胸・お尻まわり・しっぽの飾り毛が絡みやすいので、濡らす前に確認しておきましょう。スムースチワワも、ラバーブラシなどで抜け毛を取っておくと仕上がりがよくなります。

子犬のチワワはいつからシャンプーできますか?

ワクチン接種後、体調が安定してからが安心です。子犬は体力が少なく、体温調整も苦手です。初めてのシャンプーは短時間で済ませ、震える・ぐったりする・呼吸が荒いなどの様子があれば、すぐに中断してください。不安がある場合は、事前にかかりつけの動物病院に相談しましょう。

子犬のシャンプーを含めた、はじめてのトリミング全体の進め方(ワクチンの時期や当日の流れ)については、子犬の初めてのトリミングはいつから?世田谷区のサロンがワクチン・当日の流れ・パピー期の注意点を解説もあわせてご覧ください。

チワワの耳に水が入ったかもしれません。どうすればいいですか?

基本的には自分でプルプルして水を飛ばしますが、中には飛ばせない子もいるので綿棒で軽く拭き取ってあげましょう。頭を何度も振る、耳をしきりに掻く、赤みやにおいがある、触ると痛がる場合は、水が入った以外の耳のトラブルがある可能性があるので早めに動物病院に相談してください。

チワワにブロワーは使った方がいいですか?

家庭では無理に使わなくて大丈夫です。ブロワーは強い風で水分を飛ばせるため、サロンでは使うことがあります。ただし、チワワは音や風を怖がる子も多いです。怖がる場合は、人用ドライヤーの弱風・温風で、少しずつ乾かしてあげましょう。

チワワのカットは必要ですか?

スムースチワワは基本的にカット不要です。ロングコートチワワは、お尻まわり・胸・お腹・しっぽ・耳などの飾り毛を部分的に整えることはあります。ただし、全身を短く刈り込むようなカットは基本的に必要ありません。カット後に毛が生えにくくなったり、まばらに生えたりするリスクもあるため、迷う場合はサロンに相談しましょう。

自宅シャンプーとサロン、どちらがいいですか?

愛犬が落ち着いていて、飼い主さんも安全に洗える場合は、自宅シャンプーでも大丈夫です。ただし、目まわりや耳まわりが怖い、ドライヤーを強く嫌がる、震えが止まらない、爪切りや肛門腺絞りも一緒にお願いしたい場合は、サロンに任せるのがおすすめです。自宅でできるようになりたい方は、トリミング教室で愛犬に合ったやり方を学ぶのもよい方法です。

まとめ

チワワの自宅シャンプーは、正しい手順で行えば可能です。

ただし、チワワは体が小さく、目や耳もデリケートな犬種です。お湯の温度、シャワーの勢い、顔まわりの洗い方、ドライヤーの風の当て方には注意が必要です。

大切なポイントは次の通りです。

  • お湯は36〜38℃前後を目安にする
  • 目・耳に水やシャンプーを入れない
  • シャンプー前に軽くブラッシングする
  • すすぎ残しがないようにしっかり流す
  • タオルドライで水分を取ってから乾かす
  • スムースはラバーブラシ、ロングは小さめのスリッカーを使う
  • 怖がる子・震える子に無理をさせない
  • シャンプー頻度は月1回を目安にする
  • 皮膚トラブルがある子は獣医師に相談する

完璧にやろうとして、愛犬に怖い思いをさせてしまうよりも、できる範囲でやってあげることが大切です。

自宅で難しいと感じたら、無理をせずサロンに任せる。
これからも自宅でケアしていきたいなら、トリミング教室で愛犬に合った方法を学ぶ。

どちらも、愛犬のための前向きな選択です。

東京・世田谷区駒沢のDOG SALON FREESIAでは、チワワのような小さく怖がりな子にも、時間に余裕を持ってやさしく向き合っています。

トリミングサロンでのお手入れをご希望の方は、こちらをご覧ください。

DOG SALON FREESIAのトリミングについて

ご自宅でのお手入れを学びたい方は、トリミング教室もご利用いただけます。

DOG SALON FREESIAのトリミング教室について

犬種別の自宅シャンプー記事

犬種によって、抜け毛の量・乾かしやすさ・つまずきやすいポイントは変わります。抜け毛が多いダブルコート犬種のシャンプーについては、こちらで解説しています。

柴犬の自宅シャンプーのやり方|抜け毛処理・乾かし方・嫌がる子のコツを現役トリマーが解説

東京都世田谷区駒沢公園のトリミングサロンdog salon freesia

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