「お顔はふんわり、体はすっきり。でも、どう頼めば伝わるのかな」。トイプードルのカットは、可愛いと思う写真が見つかっても、言葉にするところで迷うことがあります。
難しいカット名を覚えたり、すべての長さを決めたりしてから来店する必要はありません。好きな写真、残したい雰囲気、普段のお手入れで困っていること。その3つを手がかりに、トリマーと仕上がりを相談していきましょう。
01 まずは、写真を一枚。
カットの名前に、
「ここが好き」を添える。
「テディベアカット」「丸く可愛く」といった言葉は、相談のきっかけになります。ただ、同じ名前でも、口元をどのくらい丸くするか、耳を長く残すか、頭と耳をどうつなげるかで印象は変わります。
お気に入りの写真を見せながら、どの部分が好きなのかを指して伝えてみてください。「この口元の丸みが好き」「耳はこの写真より短くしたい」のように、写真と違う希望があっても大丈夫です。
伝え方の例
「口元を丸く、ふんわり仕上げたいです。目のまわりはすっきり、耳は今より短くしたいです」
愛犬の前回の仕上がり写真も、いい手がかりに
「このときの仕上がりが好きだった」という愛犬自身の写真があれば、ぜひ一緒に見せてください。正面だけでなく、横顔や全身の写真があると、耳の長さや体と足のバランスも共有できます。
写真が複数ある場合は、「顔はこの写真、耳はこちら」のように役割を分けると、相談が進めやすくなります。反対に、避けたい雰囲気があれば、それも言葉にしておくとよいでしょう。
02 全部を決めなくても大丈夫。
顔・耳・体・足・しっぽ。
気になる部分から相談。
全身をひとことで説明しようとせず、部位ごとに考えると希望を整理できます。下の中から、こだわりたいところを選んでみてください。決められない部分は「似合う形を相談したい」で構いません。
顔・口元
口元を丸く残したい、顔全体は小さめに見せたい、目元はすっきりさせたい。丸さの大きさや、特に残したい部分を伝えます。
「口元はふんわり、目がよく見える感じに」
耳
長く残すか、短めにするか。毛先を丸くしたいのか、すっきり整えたいのかも相談できます。写真では、耳の毛先の位置を一緒に確認しましょう。
「耳は長さを残して、毛先を丸く整えたいです」
体
ふんわり感を残したい、服を着せやすくしたい、ブラッシングをしやすくしたい。見た目と生活の両方から、残す長さを相談します。
「体はお手入れしやすく。でも、地肌が目立つほど短い感じは避けたいです」
足・足先
足全体の毛をふんわり残すか、体に合わせてすっきりさせるか。足先だけ短くしたい場合は、どの範囲をどう見せたいかも確認します。
「足はふんわり感を残したいですが、お散歩後に拭きやすくしたいです」
しっぽ
丸く整えたい、今の長さを残したい、体とのバランスを見て決めたい。普段は写真に写りにくい部分なので、希望があれば忘れずに伝えましょう。
「しっぽは、今のふんわりした雰囲気を残したいです」
03 数字が分からなくても。
「何ミリにするか」は、
一緒に相談しましょう。
「体は何ミリにしますか?」と聞かれても、初めてなら仕上がりを想像しにくいものです。分からないまま数字を選ぶより、「ふんわり感を残したい」「前回より少し短くしたい」と希望を伝え、実際の毛を見ながら相談しましょう。
長さを数字で伝える場合は、切る量なのか、カット後に残す長さなのかを確認すると安心です。写真だけから正確なミリ数を決めつけず、体・足・顔のどこの長さを指しているかも揃えておきます。
同じ写真でも、その子に合わせた仕上がりに
毛質・毛量・今の長さ、顔立ちや体型によって、似合うバランスや作れる形は変わります。伸ばしたい部分がある場合は、「今回はどこを残すか」から相談しましょう。完成までの回数や期間は、写真だけで決めず、その子の状態を見て考えます。
「写真とまったく同じに」よりも、「この丸みが好き」「この軽い雰囲気に近づけたい」と大切なポイントを共有することが、その子に似合うスタイルを考える手がかりになります。
04 可愛いが、毎日に続くように。
おうちでのケアも、
カットを考えるヒント。
見た目の希望と一緒に、おうちでどんなお手入れをしているかもお聞かせください。ブラシをかける頻度、触られるのが苦手な場所、絡まりやすいところなどが、長さや形を相談する材料になります。
- 普段、どのくらいブラッシングできているか
- 耳の後ろや足など、絡まりが気になるところはあるか
- 口まわりの汚れや、散歩後の足拭きで困っていないか
- 服やハーネスを着けることが多いか
- 次のトリミングを、いつごろ考えているか
「毎日できていない」と言いづらく思う必要はありません。できていることも、難しいことも、そのまま伝えていただけると相談しやすくなります。無理なく続けられるケアと、好きな見た目の両方を考えていきましょう。
毛玉やもつれがあると、ご希望の長さを残せないこともあります。気になる部分があれば事前に伝え、当日の状態を見て相談してください。ブラッシングなどの手順を確認したい方は、自宅でのお手入れの記事も参考にできます。
05 来店前に、少しだけ整理。
そのまま使える、
カットの相談メモ。
全部を埋める必要はありません。気になる項目だけメモしたり、この部分をスクリーンショットで残したりして、相談のときに使ってください。
MY DOG'S STYLE NOTE
わが子のカット相談メモ
- 好きな写真・雰囲気
- どの部分が好き?
- 顔・耳
- 丸み/目元/耳の長さなど
- 体・足・しっぽ
- 残したいところ/すっきりさせたいところ
- 避けたい仕上がり
- 短くしすぎたくない部分など
- 普段のお手入れ
- 頻度/困っていること/苦手な場所
- 相談して決めたいこと
- 似合う形/長さ/伸ばしていく部分
迷ったときは、このくらいの伝え方から
ふんわり感を残したいとき
「顔はこの写真のように丸くしたいです。耳は長め、体はお手入れしやすくしたいので、似合うバランスを相談したいです」
お手入れのしやすさを大切にしたいとき
「足のブラッシングが難しいので、すっきりさせたいです。顔のふんわりした雰囲気は残せますか?」
ほとんどおまかせしたいとき
「似合う形を相談したいです。耳は短くしすぎず、目元はすっきりさせたいです。普段のブラッシングは週に数回くらいです」
上の文章は相談の例です。お手入れの頻度や好みは、実際のご家庭の状況に置き換えてください。
06 カットの相談で迷ったら。
よくあるご質問
カットの名前を知らなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。「丸い口元が好き」「耳を長く残したい」など、見た目の好みを伝えてください。写真があると、言葉だけでは伝えにくい雰囲気も一緒に確認できます。
写真は何枚くらい用意すればいいですか?
まずは、いちばん好きな写真を1枚選んでみてください。ほかにも見せたい写真があれば、「顔はこちら、耳はこちら」のように、好きな部分を分けて伝えると整理しやすくなります。
何ミリにするか、決めてから行く必要はありますか?
決めきれなくても構いません。好みや普段のお手入れの状況を伝え、実際の毛を見ながら相談しましょう。前回カットしたときの愛犬の写真やカット内容が分かる記録も手がかりになります。
写真と同じカットにできますか?
毛質・毛量・現在の長さや体型によって、作れる形や見え方は異なります。写真のどの部分を大切にしたいかを共有し、その子に合わせた形を相談します。伸ばす必要がある部分は、今回残す範囲から考えましょう。
おまかせでお願いしてもいいですか?
おまかせしたい場合も、好きな雰囲気や避けたい仕上がりをひとつでも伝えていただくと相談しやすくなります。「耳だけは長めに」「目元はすっきり」など、小さな希望からお聞かせください。
DOG SALON FREESIA
似合う可愛さを、
一緒に見つけましょう。
FREESIAでは、ご希望のスタイルと毛質・体型、おうちでのお手入れのしやすさを伺いながら仕上がりを相談します。スタイル写真のお持ち込みも歓迎です。
オールシザーやデザインカット、ロングスタイルなどのご希望は、ご予約時にお知らせください。料金や追加料金の条件は、トリミングページでご案内しています。
LINEでカットの相談・ご予約コース・料金を確認する写真:DOG SALON FREESIA
参考資料:ジャパンケネルクラブ「プードル」(犬種・被毛の特徴)
